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ChromebookでWindowsアプリを動かす方法 ― CrossOver for Android編

2016年7月30日

Androidが動くようになったChromebookですが、今度はWindowsアプリが動くようになりそうです。

以前からデュアルブートしたLinux上でWindows実行環境"Wine"を使って動かす方法がありましたが、今回紹介する方法は、Android上でWindowsアプリを動かすツール"CrossOver for Android"を利用する方法です。

"CrossOver for Android" とは?

"CrossOver"は米ミネソタ州のCodeWeaver社が、Wineをベースに開発・提供しているユーティリティツールで、MacやLinux等でWindowsソフトウェアを動かすことを目的としたものです。"CrossOver for Android"は、このAndroid版。

2016年7月現在、テクノロジープレビュー版が公開されています。

CrossOver for Android Technology Preview ― CodeWeaver

ただし、このAndroid版はIntel x86系のCPUでのみ動作し、ARM系CPUでは動作しないようです。また、RAMも2GB以上必要です。

"CrossOver for Android"はChromebookでも動作可能

Chromebook上でAndroidアプリの動作が可能になった(2016年7月現在、devチャンネルのみ)ため、"CrossOver for Android"をChromebook上で動かすことができるようです。

実際に、Acer Chromebook R11でCrossOver for Androidを利用してWindowsゲーム"Limbo"が動作している映像がアップされています。Direct Xをサポートし、キーボードやマウス、サウンド等のデバイス類も動作しています。

まとめ

少し残念なのはARM系CPUに未対応である点。RockChip RC3288Kを搭載しているChromebook flipはAndroidアプリが動作するけど、"CrossOver for Android"が使えないので、Windowsソフトウェアを動かすことはできません。

2016年7月現在、"CrossOver for Android"が動くChromebookは、Android対応で、Intel x86系CPUを搭載するAcer Chromebook R11とGoogle Chromebook Pixel(2015)の2機種のみとなります。

そこまでWindowsソフトウェアを使いたいなら、WindowsPC買えばイイのに。

【2016.12 追記】実際に試してみました

Acer Chromebook R11を購入したので、CrossOver for AndroidのPreview版を試してみました。製品版の登場を期待できる完成度です。普段はchromeOSでいいけど、たまにWindowsアプリを使う程度(CrossOverで動作するアプリに限定した話ですが…)なら、アリかもしれません。

ChromebookでWindowsアプリを動かす方法 ― CrossOver for AndroidをR11で試す

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