Chromebookを買おうと思い、どの端末が良いのか比較してみました。国内で販売されているモデルを対象にしています。
photo credit: Acer Chromebook 13" via photopin (license)
スペック比較
まずは国内モデルのスペック比較です。概ね3万円前後で売っている標準的仕様のモデルです。
その他モデルについては、こちらにまとめています → Chromebook 一覧
CPU | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | 画面解像度 | グラフィック アクセラレータ | インターフェイス | ワイヤレス | 入力装置 | バッテリー 最大駆動時間 | サイズ | 重量 | |
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Dell Chromebook11 | Intel Celeron 2955U | 4GB | 16GB | 11.6インチ LCD(タッチなし) | 1366×768 | Intel HD Graphics | HDMI×1 USB2.0×2 USB3.0×1 SDメモリカード×1 | IEEE802.11 a/b/g/n Bluetooth 4.0 | キーボード タッチバッド | ー 10時間 | 高さ25mm 幅294mm 奥行200mm | 1.32kg |
Acer Chromebook11 (CB3-111-H14M) | Intel Celeron N2840 | 4GB | 16GB | 11.6インチ アクティブマトリクス TFT液晶(タッチなし) | 1366×768 | Intel HD Graphics | HDMI×1 USB2.0×1 USB3.0×1 SDメモリカード×1 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 | キーボード タッチバッド | 3220mAh 8.5時間 | 高さ18.7mm 幅299mm 奥行202mm | 1.10kg |
ASUS Chromebook C300MA | Intel Celeron N2830 | 4GB | 16GB | 13.3インチ TFTカラー液晶 (タッチなし) | 1366×768 | Intel HD Graphics | HDMI×1 USB2.0×1 USB3.0×1 SDメモリカード×1 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 | キーボード タッチバッド | ー 10時間 | 高さ20.3mm 幅329mm 奥行230mm | 1.4kg |
ヌルヌル感を求めるならDell Chromebook11
国内販売されている標準的な仕様のChromebookのCPUはIntel Celeronです。でも機種によって、Celeronのモデルが異なります。
DellのChromebook11はCeleron 2955Uで1.4Ghz駆動です。AcerのChromebook11(CB3-111-H14M)は、Celeron N2840で2.3GHz駆動。ASUSのChromebook C300MAはCeleron N2830で2.1GHz駆動です。
それほど大きな差は無いかもしれませんが、CPUの処理性能は
2955U(Dell) > N2840(Acer)> N2830(ASUS)
となります。
2955UがHaswell、N2840とN2830はBayTrailなので、2955Uの方が一世代古い型なのですが速いです。
少しでもヌルヌル動く感覚が欲しいなら、2955Uを搭載したDellが良いでしょう。
※消費電力はHaswell(2955U)が15Wに対して、新しい世代のBayTrail(N2840、N2830)は7.5Wと半分になっていますが、必ずしもバッテリー最大駆動時間が伸びているワケではないようです。2955Uを積むDell Chromebook11とN2830を積むASUS Chromebook C300MAが10時間であるのに対して、N2840を積むAcer Chromebook11は8.5時間しか持続しません。バッテリー容量など他の要因もあるんでしょうね。
持ち運びのしやすさを求めるならAcer Chromebook11
Chromebookの購入動機として、モバイル端末としてのニーズがあると思います。携帯性や軽さだけなら、MacBook Airやレッツノートなどが有名ですし、最近ではNECのLavieZが13.3インチノートPCとして世界再軽量みたい。
でも、そうした有名ドコロは高い。どのモデルも10万円以上する。価格のせいで、取り扱いが慎重になるんですよね。持ち運びやすさを追求したモバイルPCなのに、おいそれと持ち出せない感があります。
しかし、Chromebookは違います。3万円前後。
万が一、落としてしまっても、何とか笑っていられる価格。
精神的なモビリティは間違いなくトップクラス。
どうせ外出時に求められる機能なんて、メール、ブラウザ、軽いテキスト編集ぐらい。あとプレゼンテーション・アプリが動けば十分でしょう。なので、Chromebookはどれでも持ち運びしやすいと思いますが、携帯性を重視なら11インチモデルのDell Chromebook11かAcer Chromebook11(CB3-111-H14M)です。
このうち、最長駆動時間が優れるのはDellで10時間(Acerは8.5時間)、重量が軽いのはAcerで1.1kg(Dellは1.32kg)となっており、一長一短です。重さか駆動時間のどちらを重視するかでしょう。
13.3インチモデルはASUS Chromebook
携帯性を重視するなら11インチモデルですが、11インチディスプレイって画面が小さくて、人によっては見にくい、肩が凝るということがあると思います。その点、ASUS Chromebook C300MAは13.3インチディスプレイを搭載している点が長所です。
ASUSの同モデルは、最長駆動時間は10時間と長く、重量も1.4kgで、11インチモデル(Dellは1.32kg)と大して変わりません。普段、大きめのカバンを持ち歩いている人にとっては、携帯性は変わらないと思います。
僕はコレを選んだよ
僕は最初のChromebookにASUS Chromebook C300MAを選びました。
一番の理由はディスプレイサイズ。過去に11インチのノートPCを使って眼がすごく疲れた経験があったので、コレを選びました。加えて値段が安かった。ASUSアウトレットで、メモリ4GBモデルが27,800円。国内モデルで4GB搭載機種は、まだ3万円以上します。Acerは3万円前半、Dellは4万円前半ぐらいです。
ChromeOSで満足できるかわからなかったので、まずは安い機種をお試し導入しました。これから、レビューを書いていくつもりです。