2016年5月28日のエントリーでお伝えしたASUS Chromebook C301の詳細情報がASUSのウェブサイトにて公開されましたので続報です。アルミニウム製ボディが人気のAcer Chromebook 14よりも少しばかり高性能なようです。
スペック
気になるスペックの概要です。
- CPU:Intel Pentium N3710 or Celeron N3160 or Celeron N3060
- メモリ:4GB LPDDR3(1866MHz)
- ディスプレイ:13.3インチFHD(1,920×1,080)アンチグレア液晶
- 記憶装置:16GB / 32GB / 64GB eMMC
- WiFi:802.11AC / Bluetooth V4.0
- インターフェイス:USB3.0×2 / HDMI×1 / SDカード×1
- バッテリー駆動時間:15時間
- 重量:1.35kg
CPU
注目すべき点の1つ目はCPUにCeleronの上位モデルであるPentium N3710(1.6-2.6GHz)を準備している点です。ChromebookはHP Chromebook 13 G1やDell Chromebook 13等の高価格機種を除くとほとんどCeleronを搭載しています。
PassmarkベンチマークでもAcer Chromebook 14が搭載しているCeleron N3160(1.6-2.2GHz)に比べて約27%の向上です。
Celeron N3160 Passmarkベンチマークの結果:1472
Pentium N3710 Passmarkベンチマークの結果:1867
ストレージ容量
もう1つ注目すべきは、64GBストレージのモデルを準備しているという点です。
Chromebookはオンラインでの利用を前提に設計されているため、Googleドライブを使用することがほとんどではありますが、LinuxのデュアルブートやAndroidアプリの保存を考慮すると容量が大きいことに越したことはありません。しかし、Chromebookは、ストレージ容量が16GBまたは32GBで、換装できない基盤直付のeMMCであるモデルがほとんどです。
このため、64GB容量モデルをラインナップしているのはアドバンテージだと思います。
バッテリー駆動時間
最後にバッテリー駆動時間が15時間もあることです。
前モデルであるASUS Chromebook C300MAも10時間のバッテリー駆動時間を誇っていましたが、C301SAは前モデル比50%増となる15時間も持つようです。外出時にハードな使い方をしてもバッテリー消費を心配する必要はなさそうですね。
外観デザイン
前回のエントリーに掲載した予想写真をみると、Acer Chromebook 14やHP Chromebook 13 G1と同じような金属製ボディになるように見えましたが、どうやら現行モデルC300MAと同じデザインになりそうです。ブラックのほか、レッドやブルーのカラーバリエーションがあるようです。
金属製ボディは好き嫌いがありますし、米国で教育現場需要があることを踏まえるとこういったカラー展開になるのかもしれません。
まとめ
価格は約299ドルということなので、気軽に使えるモバイルノートPCとして良い選択肢になりそうです。
ただ、タッチパネルじゃないのが少し残念ではある。