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CES2017で発表されたChromebookニューモデル まとめ

   

2017年1月5日から8日にかけて開催されたエレクトロニクスショーCES2017では、ASUSやAcer、SamsungからChromebookのニューモデルが発表されました。残念ながら、LenovoやDellなどのChromebookメーカーからニューモデルの発表はありませんでしたが、今回発表された3社のモデルについて、まとめてみました。

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発表されたChromebookのニューモデル

CES2017年で発表されたChromebookは次の3モデルです。

  • Acer Chromebook 11 N7
  • ASUS Chromebook flip C302CA
  • Samsung Chromebook Plus / Pro

ASUSとSamsungのニューモデルは、準備中のWEBサイトが漏れるなど数ヶ月前から噂されていたモデルで、今回のショーで発表されるであろうと予想できたため、新鮮味のあるモデルはAcer Chromebook 11 N7の1機種だけでした。

しかし、このAcer Chromebook 11 N7が、最もChromebookらしいモデルで僕の目には魅力的に移りました。では、順番に見ていきます。

Acer Chromebook 11 N7(229.99$〜)

Acer Chromebook 11 N7は「頑丈」が売りのモデルです。米軍用規格U.S. MIL-STD 810Gを満たした耐久性能があり、1.2mからの耐落下性能、キーボードは325mlの耐水性能を有しています。多少、手荒に扱っても支障ないので、道具としてガンガン使えそうですね。

スペック自体は平凡なものですが、Chromebookの使途を考えると十分なものです。

  • CPU:Intel CeleronN3060 (1.6GHz ー 2.48GHz)
  • RAM:4GB
  • ストレージ:16GB / 32GB eMMC
  • ディスプレイ:11.6インチ 液晶(1,366×768) IPSタッチ機能付(C731T)/ タッチ機能なし(C731)
  • ネットワーク:IEEE 802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth V4.0
  • インターフェイス:USB3.0×2, SDカードリーダー, HDMI×1, オーディオ・ジャック
  • バッテリー駆動時間:12時間 (バッテリー容量:4090mAh)
  • 寸法:W不明 mm × D不明 mm × H22mm
  • 重量:1.35kg

source : Acer press

また、グループ討議に便利な180°開閉ヒンジを搭載しており、製品コンセプトはASUS製のChromebook C202SAと非常によく似ています。ASUS C202SAのボディの特徴的な色使いが気に入らなかった人でも、グレー単色の落ち着いた意匠のこのモデルであれば、購入候補に上がるでしょう。僕もこのモデルの方が好きです。

早々とレビュー動画が公開されています。

ASUS Chromebook flip C302CA(499$〜)

ASUSからリリースされたChromebook Flip C302CAは、「Flip」の名称が示すとおり、2 in 1のコンバーチブルタイプのモデルです。既存のFlip(ASUS Chromebook Flip C100PA)が10.1インチ液晶(1,280×800)であったのに対して、12.5インチのFHD液晶を搭載し、若干大きくなっています。

このモデルの特徴は、CPUにIntel Core m3(6Y30)やm7(6Y75)、Pentium YプロセッサといったChromebookとしては高性能なCPUを搭載している点です。上の写真でも、液晶に3Dレンダリング画面が表示されていますが、Onshapeのようなフルクラウド3DCADシステムを想定しているのか、WindowsPCにリモートデスクトップ接続するのか、あるいはAndroidアプリを使用することを想定しているのか気になるところです。

  • CPU:Intel Core M 6Y30 / 6Y75
  • RAM:4GB / 8GB
  • ストレージ:32GB / 64GB / 128GB eMMC
  • ディスプレイ:12.5インチ グレア液晶(1,920×1,080) タッチ機能付
  • ネットワーク:IEEE 802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth V4.2
  • インターフェイス:USB3.1 Type-C×2, microSDカードリーダー, オーディオ・ジャック
  • バッテリー駆動時間:10時間
  • 寸法:W304 mm × D210 mm × H13.7 mm
  • 重量:1.2kg

米Amazon.comではCore M 6Y30、4GBRAM搭載モデルのプレオーダーが始まっています。日本への直送も現時点(2016年1月7日現在)では可能です。

Samsung Chromebook Plus / Pro

2016年10月に噂が流れたSamsung Chromebook Proが正式に発表されました。事前の噂と異なる点は、CPUにIntel Core m3(6Y30)を搭載した上位モデルが「Pro」で、噂どおりのARM系ヘキサコアプロセッサ(Chromebook向けに開発されたOP1)を搭載したモデルが「Plus」であることくらいです。

「Plus」の方は2月発売の予定でプレオーダーが開始されている一方、「Pro」は発売日、価格ともに未定(追記:549$。3月下旬〜4月上旬にオーダー開始の模様)です。ひょっとすると前述のASUS Chromebook C302CAとリリース時期がバッティングしたため、急遽Intel Core m3搭載モデルを準備したのかもしれません。「Plus」に搭載されたOP1がChromebook向けに準備されたCPUであることからも、そう推測できます。逆に、OP1はCore M 6Y30ほどのパフォーマンスを示さないのでしょう。

  • CPU:OP1 Hexa-core 2GHz(Plus)/ Intel Core M 6Y30 0.9-2.20GHz (Pro)
  • RAM:4GB LPDDR3
  • ストレージ:32GB eMMC
  • スクリーン:12.3インチ(2,400✕1,600)タッチ機能付
  • 入力装置:クリックパッド、デジタルペン
  • インターフェイス:USB type-C × 2、MicroSDカードスロット
  • ネットワーク:802.11ac、Bluetooth 4.0
  • バッテリー駆動時間:10時間(バッテリー容量:5,140mAh)
  • 寸法:280W✕221D✕12.9H
  • 重量:1.08kg

このモデルの最大の特徴は、何と言ってもスタイラスペンを搭載していることです。Galaxy noteやTab製品で培ったスタイラスペン技術を活かしたモデルといえます。手書き入力に対応したメモアプリ「Google Keep」等を利用することで、タブレットスタイルでの使用が捗りそうですね。

こちらのモデルも米Amazon.comでプレオーダーが始まっています。日本への直送も現時点(2016年1月7日現在)では可能です。

新しい画面サイズの選択肢「12インチ液晶」

今回リリースされた3モデルのうち、Chromebookとしては高価格帯の2モデルが12インチの液晶ディスプレイを搭載してきました。ASUS Chromebook C302CAは12.5インチ1,920×1,080(FHD)、Samsung Chromebook Plus / Pro が12.3インチ2,400×1,600(3:2)の液晶となっています。

これまでChromebookの製品群は、主に11.6インチ、13.3インチ、15.6インチの液晶を搭載したものがほとんどでした。ここに来て、同時に12インチの液晶サイズを搭載してきたのは、Apple Macbook(12インチ液晶)を競合モデルとして捉えているのかもしれません。あるいは、プレミアムモデルであるGoogle謹製Chromebook Pixelの生産終了に伴い、その代替を狙っているのかもしれません。

いずれにしても、12インチ液晶が選択されたことは、Chromebookをモバイルユースに使用しているユーザーにとって非常にうれしい点があります。

Chromebookの主流サイズである11.6インチモデルは、小さく持ち運びし易い反面、キーボード幅がやや小さいモデルがあったり、あるいは液晶の表示領域を上げることが困難です。一方、13.3インチモデルは、フルサイズのキーボードを持ち、十分な表示領域を持った液晶(例えばFHD)を搭載することも可能ですが、筐体サイズが大きく、重くなりがちです。

今回のCESで発表された12インチ液晶搭載モデルは、「ディスプレイの表示領域を拡げつつ、持ち運びやすさを維持する」という両方の利点を手に入れています。

下の表は、今回リリースされた2モデルと、11.6インチ、13.3インチモデルの本体寸法を比較したものです。

液晶サイズモデル名幅(mm)奥行(mm)厚み(mm)重量(kg)
11.6ASUS
Chromebook
C201
28719417.90.98
11.6Acer
Chromebook 11
CB3-111
29920218.71.1
11.6Acer
Chromebook R11
29420419.21.25
11.6Dell
Chromebook 11
(2015)
297217.720.11.245
12.3Samsung
Chromebook
Plus / Pro
280.8221.612.91.08
12.5ASUS
Chromebook flip
C302CA
30421013.71.2
13.3ASUS
Chromebook
300MA
32923020.31.4
13.3Acer
Chromebook
R13
32622815.51.49
14Acer
Chromebook
14
341236.6171.55

一覧にしてみると、Samsung Chromebook Plus/ProやASUS Chromebook Flip C302CAの幅や奥行は、11.6インチモデルと大差ないことがわかります。それどころから厚みが薄く軽量であるため、「持ち運びしやすさ」は既存の11インチモデルより上かもしれません。

ニューモデルにみるChromebookの将来展望

さらに、ニューモデルで注目すべきことは、Samsung Chromebook Plus / Proがスタイラスペンを搭載してきた点です。他にも、スタイラスペンを使用できるLenovo YogabookのChromeOS版が準備されているという噂もあります。

主にブラウザ利用目的だったChromebookに、2015年、タッチ液晶を搭載したモデルが登場した後、2016年、Androidアプリを利用できるようになりました。

そして、今回はスタイラスペンです。現時点でのアプリの対応状況から判断すると、スタイラスペンは、Chrome拡張機能・アプリよりもAndroidアプリの利用を促進するものです。スタイラスペンの搭載は、ChromeOSとAndroidの境界が曖昧になっていくことを示しているように見えます。

Samsung Chromebook Plus / Proは、新しいChromebookのカタチを示したモデルかもしれません。

まとめ

従来どおりのブラウザ利用中心のChromebookを欲しいなら、Acer Chromebook 11 N7で十分ですが、ASUSとSamsungからリリースされた2モデルなら、Chromebookの新しい可能性を感じられるでしょう。

とりあえず、Samsung Chromebook PlusとASUS Chromebook Flip C302CA(Core M 6Y30)はポチりました。

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Comment

  1. gu より:

    OP1はRockchipのRK3399ベースのようです。機能強化版の可能性もありますが、はっきりしないですね。発表は去年なのに、CESに合わせてニュースリリース出すくらいなので、何かしらあるとは思うのですが。

  2. agu より:

    自分もこちらのChromebookが気になっているのですが、日本国内で使用するための技適に関する情報につきましては、何か存知ないでしょうか?

    • chromesoku より:

      CES2017ニューモデルのうちASUS Chromebook C302CAに関しては、本体に技適マークの表示はありませんが、内蔵されている無線LANカードには表示されています。

      技適については、メーカーによって解釈が違うようで、製品毎に技適を取得しているケースや、無線機器(LANカード)のみで技適を取得しているケースがあります。
      前者ではASUS Chromebook flip C100PA、後者ではAcerのChromebookシリーズになります。

      CES2017で発表された他のモデルについては、まだ入手できていないためわかりません。

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