ChromebookやChromeboxなどChromeOS端末の特徴は、すべてをChromeブラウザ上で行うことです。だから、Chromeウェブストアに拡張機能がない場合、例えば、kindleやMetatraderなどは、今のところChromebookでは使えません。
Chromebookが全世界で米国並に普及すれば、リリースされていくでしょうけど、いまの日本の普及状況では、もうしばらく先になりそうです。
そこで、既に充実しているAndroidアプリをChromebookで動かしてみます。
「ARC Welder」をインストール
今回使うのは、Android用アプリをChromeブラウザ上で利用する拡張機能「ARC Welder」です。Chromeブラウザの拡張機能なので、Chromebookに限らず、WindowsPC上で動作するChromeブラウザでも利用できます。
まず、「ARC Welde」を入手するため、ウェブストア(>> ARC Welder)にアクセスし、「Chromeに追加」ボタンをクリックします。
「Chromeに追加」ボタンを押すと、新しいアプリの確認として、アクセス権限の確認があります。「追加」ボタンをクリックするとダウンロードとインストールが開始されます。
インストールが終わると、メニュー画面に「ARC Welder」のアイコンが表示されるはずです。
これで「ARC Welder」のインストールは完了です。
動かしたいアプリのapkファイルを入手する
次に、Chrome上で動かしたいAndroid用アプリのapkファイルを入手します。
AndroidOSのスマートフォンかタブレットがあれば、そのスマホ等でGoogle playにアクセスし、動かしたいアプリを入手しておきます。
(2015.11.15追記)Android端末を所有していない場合は「Chromebookにapkファイルを直接ダンロードする方法」を参考にしてください。
アプリのapkファイルを入手したら、Androidアプリ「Bluetooth App Sender」を使って、Android端末からChromebookへapkファイルを移します。
なお、今回は動かそうとするアプリはFXトレード用アプリ「MetaTrader4」です。メタトレーダーが動けば、Chromebook買ってもいいなぁ〜と考えている人も多いであろう、メジャーなトレードアプリです。
まず、「Bluetooth App Sender」を起動します。使用したAndroid端末はNexus7(2012)
起動すると、送信したいアプリを探す画面が表示されます。今回は「MetaTrader4」をタップします。
送信するアプリのVersionや容量等が表示されます。「Send」ボタンをタップ。
送信する手段を聞いてきます。メールやGoogleドライブへのアップ、Bluetooth通信による送信等が選べます。今回は「Googleドライブ」を選択し、タップします。
Googleドライブのアカウント、保存先フォルダを聞いてくるので、それぞれ選択し、「保存」をタップします。
これでアプリのapkファイルがGoogleドライブにアップロードされました。保存したフォルダにChromebookからアクセスし、apkファイルをダウンロードしておきます。
ARC Welderでapkファイルを実行する
いよいよ保存したapkファイルを「ARC Welder」を使って実行します。
メニューにある「ARC Welder」をクリックし、起動します。
「Welcome」の表示とともに起動するので、「Choose」をクリックします。
先ほどapkファイルを保存したフォルダを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
「Test your App」画面が表示されるので、「+ Add your APK」をクリックします。
先ほど保存したapkファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
アプリ実行時の画面方向やサイズを聞いてきます。
「Orientaion」では、画面を縦表示か横表示のいずれで実行するかを選択します。Chromebookは横長の画面ですので、当然、横表示「Landscape」を選択します。
「Form Factor」は画面サイズです。全画面(Maximized)かタブレット画面サイズ(Tablet)か、スマホサイズ(Phone)かを選びます。
「Clipboard Access」はクリップボードの機能を有効にするかどうかの設定です。
各項目の設定ができれば、「Launch App」ボタンをクリックします。
いよいよ、ChromebookでMetaTrader4が動く!と思いましたが、残念ながら実行しませんでした。
設定を変えたり、いろいろ試してみましたが、残念ながら動かずじまい。
まとめ
その後、いくつかのアプリを試してみましたが、実行できるアプリもあれば、出来ないものもあるようです。
結局、試してみないとわかりません。
Chrome拡張機能にはないけど、Androidアプリにあって使いたいものがあるなら、是非試されることをおすすめします!