2016年11月に購入したThinkPad X250。メモリやSSDの増設、LCDパネル交換を行い、永らく愛用してきましたが、さすがに非力に感じる場面も出始めたので、いまさらThinkPad T480sを購入しました。第11世代Intel Coreプロセッサ搭載モデルや高性能なAMD Ryzenプロセッサを搭載したThinkpadが出回っているのに、なぜ第8世代Core搭載の型落ちモデルを購入したかって?
そら、あれよ。超PayPay祭に釣られただけよ。
なお、今回購入したショップはYahoo! ショッピングの「YaYaYo」さん。このショップでは4回目の購入になります。
購入モデルの概要
購入したLenovo ThinkPad T480sのスペックは次のとおり。
- CPU : Intel Core i7-8650U
- RAM : 8GB(空きスロット:1)
- 記憶装置 : 250GB SSD(M.2 SATA)
- ディスプレイ:14.0インチワイドディスプレイ(1920x1080 / FHD)
- 通信機能:インテル Dual Band Wireless-AC 8265 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
- インターフェース(ポート):Powered USB Type-A(3.0)x1、USB Type-A(3.0)x1、USB Type-C(3.1)x2(Video-out機能付き。Thunderbolt3x1)、HDMIx1、RJ-45 x1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、ドッキングコネクター(USB Type-Cと兼用)、電源ジャック(USB Type-Cと兼用)、3-in-1メディアカードリーダー (SD、SDHC、SDXC)
- キーボード:日本語キーボード
- OS:Windows 10 pro 64bit
Intel Core i7-8650Uは、2017年登場の第8世代Coreプロセッサなので、最新の第11世代Coreプロセッサには全然及ばないけど、第10世代Core i5-10210Uと概ね同等の性能があるので、まだまだ一線で戦えるプロセッサです。
これまで使っていたThinkPad X250に搭載されている第5世代Core i7-5600Uは2コア4スレッドだったので、4コア8スレッドのi7-8650Uであれば、僕の主な用途である出先でのAdobe IllstratorやPhotoshop等を使った画像編集ぐらいは屁でもないでしょう。この性能がPayPayのキャッシュバックを考慮して実質7.5万円くらい。買わざるを得ない。
開封レビュー
到着後、さっそく開封。
同封品は、ThinkPad T480s本体とACアダプターのみ。あと取扱説明書関係も入っていました(写真撮り忘れ)。
誰もがすぐにThinkPadとわかる質実剛健なデザインは、ThinkPad T480sでも健在。ただ、表面は、X250やX260のようなスエードっぽい肌触りではなく、ツルンとした質感。色も濃灰ではなく黒です。以前の質感が好みだったので少し残念ですが、安っぽさはありません。
左サイドには、USB Type-C、ドッキングコネクター、RJ-45、USB Type-A、HDMI、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボジャック、SDカードスロットが設置されています。
旧モデルのT480sを敢えて選んだ理由の1つが、このSDカードスロット。T490以降はmicroSDカードスロットになっていて、フルサイズのSDカードスロットが搭載されているのはこの世代まで。microSDカードのみになると地味に不便なので、次のモデルではSDカードスロットを復活させて欲しいです。
右サイドには、スマートカードリーダー(購入モデルは非搭載)、USB Type-A、セキュリティー・キーホールがあります。
画面を開けば、ThinkPadのトレードマークである赤いトラックポイント、通称「赤ポチ」も健在。ベゼルも薄く随分とスマートに。また、「s」モデルは薄型筐体ですが、少し心配していたキーストロークも十分に確保されていて、打ちやすいキーボードは健在でした。
他のThinkPadシリーズ同様、画面は180°に開きます。
基本性能、外観、ボディの質感ともに大満足です。
メモリ増設とSSD換装
基本性能には満足していますが、用途上、メモリは16GB以上欲しいですし、ストレージ容量もそのうち不足するのは目に見えています。
手持ちのメモリとSSDがあったため、早々に換装しました。
今回使ったメモリはCORSAIR VENGEANCE SODIMM-DDR4 2400(PC4-19200)16GBを1枚と…
SSDはSAMSUNG SSD 970 EVO 500GBです。
換装の準備
ThinkPadシリーズではメモリやSSDを換装する前に、内蔵バッテリーからの給電を無効化する必要があります。
給電の無効化の手順は次のとおり。
- ThinkPadのパワーボタンを押してPCを起動。起動中に[F1]キーを押し、UEFI画面を表示します。
- セットアップ画面が表示されたら、「Config」タブのメニューから「Power」を選択し、[ENTER]キーを押します。
- 「Power」メニューの画面が表示されたら、最下段「Disable Built-in Battrey」の項目を選択し、[ENTER]キーを押します。
- ウィンドウが開き、バッテリーを無効化する確認がありますので「Yes」を選択し、[ENTER]キーを押します。
- PCの電源が落ちます。
これで準備完了です。
開腹
内蔵バッテリーを無効化したら、本体内部にアクセスします。
本体底面の裏蓋になるネジ(赤丸部分)をすべて緩めます。ネジは完全に取れない仕様になっているので、無理に外さないように注意しましょう。
ネジを外したら、裏蓋と本体の隙間にマイナスドライバーを差し込むと、カチッと音がしてツメが外れます。開ける順番としては、まず本体後ろ側と裏蓋の隙間にドライバーを差し込んでツメを外した後に、両サイドを開けていくと裏蓋を外しやすいです。
T480sの裏蓋は、X250やX260に比べると簡単に開くので、それほど慎重になる必要もないかもしれません。
メモリ増設とSSD換装
開腹後の本体内部は次のようになっています。下写真の赤枠の部分に、初期搭載のオンボードメモリ(8GB or 16GB)とは別に空きメモリスロットが1基(写真中「メモリスロット」)、M.2スロット(同「M.2スロット」)があります。
メモリスロットは、ノートPCやNUC等に見られる一般的な仕様で、斜めにメモリを差し込んだ後、カチッとロックがかかるまで上から下に抑えるタイプのものです。
M.2スロットはSATA、NVMe共通でどちらのSSDにも対応しています。精密ドライバー(+)一本で脱着・装着可能です。
メモリ増設・SSD換装の作業自体は5分かからない程度。あとは裏蓋を元に戻した完了です。
OSインストール
最後に、Windows10のクリーンインストールします。
MicrosoftのWindows10ダウンロードページにアクセスし、インストールメディア作成用のツールをダウンロードします。
(参考)Microsoft Windows10のダウンロード
ダウンロードしたら、インストールメディア作成用ツールを実行し、その指示に沿ってインストールメディアを作成します。なお、メディアの作成には8GB以上の空き領域のあるUSBフラッシュドライブが必要です。
インストールメディアを作成した後、USBメディアをThinkPadに指した状態で、電源をオンにするとWindowsのインストールが始まります。始まらない場合は、UEFIに入り、USBをBootドライブを選択してください。
OSインストール後、Lenovoのダウンロードページにアクセスし、必要なドライバをダウンロード&インストールします。
(参考)Lenovo ThinkPad T480s 各種ドライバのダウンロード
まとめ
最近はWindows10のインストールも随分と早くなったので、作業時間はドライバインストールも含めて90分くらい。
ThinkPad X250は2016年に購入して約4年間使用したので、今回のT480sも3~4年程度は使いたいと思っている。
でも、来年の超PayPay祭後、なぜか1台増えてるんだろうねw