仏リールに本社を構えるNexdiがChromebook向けにChromeOSに代わるOS「NayuOS」をリリースしました。NayuOSをインストールすればGoogleとおさらばして、Googleサーバーと同期しないChromebookになる仕様らしい。
まだインストールして試していませんが、まずはご紹介。
NayuOSとは?
NayuOSは、ChromiumOSから分岐したフリーOSで、ユーザーデータをGoogleのサーバーと同期しないChromeOSといえるものです。
source : Nexdi.com
Nexdiは、Chromebookの持つ読み取り専用でマウントされたルートパーティションやプロセスを分離するためのサンドボックスなどによる高いセキュリティや、比較的安価であるという優れた特徴を活かしつつ、Googleのサーバーと常に同期されるプライバシー上の問題を解決するとともに、開発者向けのソフトウェアを実装することに取り組んでいるようです。
(NayuOSの特徴)
- 開発者向けの便利なツール(phython2、シェル…)をプリインストール
- ゲストモードでのログイン
- Googleサーバーにユーザーデータを送信しない
- ローカルネットワーク上のデバイスに接続
- フリーソフトウェア
- Googleの利用が制限された地域(中国)で利用可能
2016年1月31日に現在、次のChromebook向けのイメージが公開されています。
(ダウンロードURL)https://www.nayuos.com/
- Acer Chromebook C720
- Acer Chromebook 15 C910
- Lenovo Chromebook N20
- Toshiba Chromebook (CB30/CB35 hwid=LEON)
- Toshiba Chromebook2 (Baytrail hwid=swanky)
- Dell Chromebook 13
- ASUS Chromebooks C300
- Google Chromebook Pixel 2015
ちなみに対象機種のうち日本で販売されているモデルはAcer Chromebook C720とASUS Chromebook C300のみ。
まとめ
ユーザーデータを同期してくれて、どの端末でも設定不要で使えるのがChromeOSの利点の1つと感じている僕にとっては「?」なプロジェクトですが、Googleに常にデータを送信していることを怖いと感じる人には良いのかもしれません。
僕は得体の知れないNexdiが作ったOSを使う方が怖いですけどね。
とりあえずASUS Chromebook C300MAにインストールしてみる予定。またレポートします。