日本では「エロゲーが動かないPC用OSは普及しないよ」なんて声があるそうです。確かに、過去の新製品やサービスの普及に、その類の力による後押しがあったのも事実。否定はしません。
でも、Chromebookだってエロゲできるんだぜ
そんなワケでChromebookでエロゲを楽しむ方法を紹介します。
[方法1] デュアルブートしたLinuxでプレイする
この方法はChromebookにデュアルブートしたLinuxディストリビューションが導入されていることが前提です。Linuxディストリビュージョンのうち1番人気の「Ubunutu」をデュアルブートする方法については、次のページにまとめていますので参考にしてください。
ChromebookにUbunutuをインストールする方法 ― Chrome速報
Wineのインストール
次にUbuntu上でWindowsアプリケーションをネイティブ動作させるプログラムWineをインストールします。
まず、Chromebookをデベロッパーモードで起動したら、[Ctrl] + [Alt] + [T]キーを同時入力しターミナルを起動します。
ターミナル画面が表示されたら、「crosh > 」に続いて次のように入力します。
crosh > Shell chronos@localhost / $ sudo startunity
Croutonを利用してUbuntuをインストール出来ていれば、Ubuntuが起動するはずです。
Ubuntuが起動したら、再度[Ctrl] + [Alt] + [T]キーを同時入力しUbuntuのターミナルを起動します。起動したら次のように入力し、[ENTER]キーを入力します。
(trusty)user@localhost:~$ sudo apt-get -y install wine
Wineのインスト−ルが始まります。
途中、Fontのインストールを聞いてくることがあります。[Tab]キーで<了解>を選択し、[ENTER]キーを入力。その後の画面でも[はい]を選択します。
インストールが進み、「(trusty)user@localhost:~$」と表示されればWineのインスト−ルは完了です。
左側のランチャーの「Ubuntuソフトウェアセンター」の未分類に「Wine windows Program Loader」が表示されれば、インストールが完了しています。
エロゲーのインストール
いよいよエロゲーのインストールです。今回はオトメスイッチ体験版をDMMからダウンロードしてインストールしてみました。
ダウンロードしたZipファイルを適当なフォルダに展開します。
「Setup.exe」にマウスカーソルを合わせて右クリックし、表示されるメニューの最上段「Wine Windowsプログラムローダーで開く」をクリックします。
セットアップ・ウィザードが起動するので、後は言われるがままに進みます。「次へ」をクリック。
注意すべき点は、インストールフォルダ(Linuxではディレクトリ)を指定する時です。Chromebookの多くはeMMCやSSD(記憶装置)の容量が16GBしかないため、エロゲーのインストール容量が足りないはずです。このため、SDカードかUSBメモリをインストール先に指定する必要があります。
途中でエラーメッセージが出ましたが、無事インストールすることができました。「完了」をクリックしてゲームを起動します。
体験版ですが、無事起動しました。
アニメーションや音声の再生など正常に動作していましたが、非力なChromebookに仮想環境でUbuntuを構築しているので、動作は少し重くなります。また、Wineでも動作しないアプリケーションもあります。
そんなわけで、エロゲーを本格的にプレイしたいなら、ChromebookではなくWindowsPCを選んだ方が満足できるでしょう。
[方法2] ブラウザーゲームをプレイする
Chromebookはブラウザ専用機。エロゲーもブラウザーでプレイできるものが充実しています。特にDMMオンラインゲームでは新作を次々リリースしていますよ。
アイドルうぉ〜ずZ
DMMオンラインゲーム:アイドルうぉーずZ
プロデューサーとなってトップアイドルを育成する、いわゆる「育ゲー」。ご褒美もあるワケです。
マジこれ
DMMオンラインゲーム:マジこれ
完全に某社の企画モノをゲーム化したものです。
戦国プロヴィデンスX
DMMオンラインゲーム:戦国プロヴィデンスX
戦国RPG。信長や秀吉、家康が美少女になっている時点で、後は察しがつくはず。
まとめ
前述のとおり、Chromebookでもエロゲーはできなくもないのですが、WindowsPCに比べて限定的になります。
限られた条件下で苦労して得たモノの方が興奮するのかもしれませんが w