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【NUC 5台目】Intel NUC8i7HVK Hades Canyonを買いました ― 購入レビュー

      2018/06/07

NUC6i7KYK Skull Canyonの登場から約2年が過ぎ、再びモンスターNUC「Intel NUC8i7HVK Hades Canyon」が発売されました。小さい筐体に4コア8スレッドのCPU搭載というだけで胸熱なのに、内蔵GPUにAMD Radeon RX VEGA Mをブチ込んだCore i7-8809G(またはi7-8705G)を搭載しているマニア垂涎のベアボーンです。

これを買わずしてIntel NUCを語れるか!というワケで早速購入したのでレビューします。

先代モンスターNUC6i7KYKがオモチャに見えるほどウルトラモンスターNUCでした!!

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開封レビュー

Intel NUC8i7HVKには、NUC本体のほか、メモリ(DDR4 sodimm)、記憶装置(M.2 SSD)、OSが必要となります。今回は、SSDに国内販売されたばかりのSamsung M.2 SSD 970EVO 500GB、メモリはCorsair Vengeance DDR4-2400 32GB、OSはWindows10 Homeを準備しました。

開封

Intel NUC8i7HVKのパッケージは、先代モンスターNUC 6i7KYKと同じく、他のNUCよりも高級感のある箱となっています。Hades Canyonの上位モデルであるNUC8i7HVKはオーバークロック可能なCPU COre i7-8809Gを搭載しているため、パッケージ側面に「UNLOCKED PERFORMANCE」と誇らしげに記載されています。

箱を開けると、艶消しブラックの筐体が姿を現します。質感高い。

蓋裏にはSkull Canyonから続く髑髏マークがプリントされています。滲み出る中二感…。

同封品

同封されているのは、NUC本体にACアダプター、VESAマウント用ベースプレート、取扱説明書になります。

ACアダプターのサイズは先代のNUC6i7KYKくらいあるので、そのデカさに一瞬ビビります。

米Amazonから購入した北米仕様であるため、電源プラグは三叉です。二つ叉への変換アダプタか、二つ叉のプラグを用意する必要があります。

筐体デザインとインターフェイス

筐体デザインはNUC6i7KYKを一回り大きくした感じ。ただし、先代とは異なり天板がマットブラックであるため、質感は高く感じます。

フロントには左から電源スイッチ、SDカードスロット、USB Type-A×2(黄色は給電可能)、HDMI、USB Type-C、ヘッドホンジャックがあります。

背面には、上段の左からオーディオ端子、電源プラグ、USB Type-C×2、ミニDP×2、LAN×2、USB Type-A×4、HDMI端子があります。インターフェイスはNUCの他モデルと比較すると、かなり充実しています。下段には排気口があります。

左側面にはケンジントンロックと巨大な吸気口。

右側面には端子類はなく、巨大な吸気口のみです。

NUC6i7KYKと筐体サイズの比較

先代モンスターNUC「NUC6i7KYK」と筐体デザインは似ていますが、サイズは一回り大きくなっています。左がNUC6i7KYK、右がNUC8i7HVK。

厚みもかなり違います。NUC8i7HVKは、NUC6i7KYKに下段に吸排気口をつけたようなサイズ。後述しますが、これによって相当な排熱性能を確保しているようです。

組み立て

組み立てといっても、メモリとSSDの取り付けだけです。内部へは天板上の6つのネジを外し、天板を取り外してアクセスします。

天板を外すと、天板に髑髏マークが透かしてあることがわかります。

天板を外した後の本体。髑髏マークを光らせるためのLEDイルミネーションシート(白い部分)がセットされた金属製の内部蓋があり、SSDやメモリスロットへのアクセスには、この蓋を外す必要があります。LEDイルミネーションシートへの電源供給用プラグを抜いて内蓋を外します。

内部蓋を外した状態。

なお、内蓋の裏側には発熱しがちなM.2 SSDの排熱のために、サーマルパッドが貼り付けてあります。

で、さっそくメモリとSSDを取り付けてみました。あとは内蓋を閉めて、LEDイルミネーションシートへの電源供給プラグを接続した後、外蓋を閉めれば組立完了です。

組立完了後、電源をONにすると外蓋に髑髏マークが浮かび上がります。

ドクロマークの点灯については、2017年5月に書いたNUC7i7BNHのレビュー記事でこんなことを書きました。

前面のインターフェイスの回りの白線はLEDになっていて、記憶装置へのアクセス時に点滅します。最近のPCはよく光りますが、まさかNUCまで光るとは。これを光らせるなら、Skull Canyon(NUC6i7KYK)背面の髑髏マークを光らせてほしかったです。

【NUC 4台目】Intel NUC7i7BNHを買いました ― 購入レビュー | Chrome速報

まさかインテルの中の人が、このブログを見てるなんて(違

ドライバ類のインストール

パーツの取付が完了したら、WindowsライブUSBメモリを挿入し、起動するインストーラーのガイダンスに従ってWindowsをインストールします。

Windowsのインストール後は、次のページからNUC用のドライバをダウンロードしてインストールします。必要なドライバがまとめられたドライバーバンドル(約1.3GB)があるので、一括ダウンロードできます。

インテルNUCキット NUC8i7HVK用のドライバ・ダウンロード

これで基本的な設定は完了です。

ベンチマーク・テスト

さて、ハードウェアのセッティングやセキュリティ対策ソフトのインストールなど設定が終ったところで、いつものベンチマーク・テストを実施してみました。ちなみに、僕はハード・ゲーマーではないので、日常利用を想定した簡易なベンチマーク・テストしかしていませんので、あしからず。

Google Octane2.0 結果:42,303

まず、Chromebookのベンチマーク・テストでいつも使っているブラウザ Javascript ベンチであるGoogle Octane2.0です。結果は「42303」。これまでテストしたモデルでは最高だったNUC7i7BNHの「40,151」を約5%超えるスコアとなりました。
先代モンスターNUC NUC6i7KYKの「34,355」と比べると約20%アップの結果ですが、ベースクロック3.1GHz、ブースト時4.2GHzの4コア8スレッドCPUを搭載しているため、特に驚きはありません。

スコア自体に驚きはありませんが、その余裕っぷりには驚きます。これまでのNUCでは、Octane実行中、冷却ファンが結構唸っていましたが、このモデルはファン音が低音であるためか、ベンチマークテストを余裕でこなしている印象です。後述しますが、実際にCPU温度もそれほど高温にはなりません。

ドラゴンクエストX ベンチマーク 結果:19,839「すごく快適」

続いて、恒例のドラゴンクエストX ベンチマーク。DQXはもうやってないけど、先代との比較でベンチマーク・テストを実行したところ、これが驚きのスコアで「19,839(すごく快適)」をマークしました。NUC7i7BNHのスコア「8973(とても快適)」、先代モンスターNUC6i7KYKのスコア「8379(とても快適)」から約120%アップです!

内蔵GPU AMD Radeon RX VEGA Mの性能も凄いし、その性能を十二分に引き出すIntel Coreプロセッサもスゴい。

ベンチマーク中のCPU・GPU温度

で、今回のモデルがこれまでのNUCと違うところは、冷却能力

クレイジーな速さを見せつけたNUC7i7BNHは、ベンチマーク・テスト中、プロセッサーダイの許容温度である100℃に何度か到達するクレイジーな発熱でしたが、NUC8i7HVKはプロセッサーダイの許容温度100℃には全く到達しません。100℃どころか90℃にも到達せず、ベンチ中も概ね80℃以下で推移していました。GPU側も最大で65℃どまり。

ベンチを2回連続で回しても、温度の上昇具合は変わらず。毎回、しっかりと冷却されている印象を受けます。

Intel CPUとAMD GPUのコラボモデル「Core i7-8809G」は傑作なんじゃない?

※ネット上では、CINEBENCH R15を実行して99℃に到達した例もあります。

NUC8I7HVKでCINEBENCH R15実行すると完走するけど、すぐ99℃に達してサーマルスロットリングが発生。養生しまくってクマメタル化したらとりあえず5分くらい負荷をかけ続けても最高で83℃までに収まりました。 pic.twitter.com/pasg1qMqB8

— カゲ (@kage_9999) 2018年5月18日

欠点

ない。

あえて言えばデカい。これも冷却能力との引き換えと考えれば、欠点でもない。

まとめ

速い。しかも熱くない!先代モンスターNUC6i7KYKが実験台だったんじゃないかと疑うほどの完成度。

速い。余裕で速いキング・オブ・NUC!!

なお、価格もキング・オブ・NUCで、Core i7-8809G搭載の上位モデル「NUC8i7HVK」が定価999ドル、Core i7-8705Gを搭載した標準モデル「NUC8i7HNK」が749ドルです。両モデルの違いは、前者のCPUがオーバークロック可能であること、クロック数がほんのちょっと速いこと、GPUのコア数がちょっと多いことくらいです。グラフィック・ワークステーション的な使い方をする人などハードゲーマーでない限りは、標準モデル「NUC8i7HNK」で十分な気がします。

 - Chromebook, Chromeからの脱線話, Intel NUC, レビュー

         

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Comment

  1. nuc太郎 より:

    HADES CANYONのレビューないかなーと探していたら
    案の定ここにたどり着きました笑

    intelの第8世代Core iシリーズCPUの仕上がりも
    AMDのGPUの仕上がりも申し分ない出来みたいですね。
    廃熱機能は高いようですが、音はそれなりに大きいのか
    そうでもないのか気になりました。

    • chromesoku より:

      >nuc太郎さん

      こんばんは。案の定レビューしましたw

      さて、ファン音ですが、全開で回ればそれなりに大きいですが、そもそも普通の使い方では全開で回ること自体がほぼありません。
      また、他のNUCのファン音はシュイーンとかキィーンといった感じの高周波音でしたが、NUC8i7HVKの場合はブォーンという低音であるため、個人的にはあまり気になりませんでした。

      音の印象は個人差であるため、何ともいえませんが、音が大きくなる時間は他のNUCと比べても非常に短いと思います。

      • nuc太郎 より:

        音に関する回答コメントありがとうございました。

        nucは小ささだけにお金を出している感覚があり
        割高感だけが目立ってしまいますが
        このモデルに関しては性能面や静音性についても満足できそうですね。
        参考になりました。

  2. Hudson より:

    全くの素人です。これで4K UHD は再生出来ますか?勿論、ドライブとディスプレイは対応したものを揃えます。

    • chromesoku より:

      >Hudsonさん 

      結果から言いますと2018年5月現在、NUC8i7HVKでは4K UHDのBlu-rayの再生はできません。
      ハードウェアそのものは、UHD Blu-rayの視聴要件である「SGX(Intel Software Guard Extensions)」には対応していますが、GPUドライバが未対応であるため、再生できない状態です。
      UHD Blu-rayの再生が使用目的である場合は、GPUドライバの対応を待った方が確実だと思います。

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