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AMD Athlon5350 をオーバークロックしてみた話

      2016/09/25

今回もChromebookからの脱線話

某巨大掲示板でこんな書き込みを見つけました。

970 :Socket774:2014/09/03(水) 22:15:33.15 ID:LxoPDWMT

Athlon5350をOCさせて最強コスパの4コアCPUとして使うのが流行る夢をみたんだ

僕も同じ夢を見たんだ…。

そんな訳でAthlon5350をオーバークロックしてみましたよ。

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オーバークロックの準備

といってもAthlon5350で自作PCを組むきっかけとなったGIGABYTE製のAM1マザーボードには、オーバークロック機能がついていません。マザボを買い換える必要がありました。また、Athlon5350のクロック倍率は8〜21倍ですが、デフォルトで20.5倍で動作しているため、事実上、AM1のオーバークロックにはベースクロックの引き上げが不可欠です。これに伴い、メモリの動作クロックも連動して上がってしまうため、オーバークロック対応メモリが必要になります。

それで準備したパーツがコレ↓

athlon5350-overclocking-01

マザーボード ASUS AM1M-A

マザーボードはオーバークロック機能が搭載されているASUS AM1M-Aを選択。グラボを装着するのでPCI Express x16(x4 mode)スロットのあるMicro-ATXを選びました。

オーバークロックメモリ CORSAIR DDR3-2400 VENGEANCE PRO Series 8GB×2

メモリは2400MHzまで動作可能なCORSAIR VENGEANCE PROを選択。DDR4が主流になりつつ今、DDR3のオーバークロックメモリを買うとか、どうかしている。

CPUクーラー サイズ 小太刀(KODATI)SCKDT-1000

Athlon5350は発熱が少ないので、多少オーバークロックしてもリテールクーラーで十分なのですが、そこは雰囲気重視でCPUクーラーも調達。数少ないソケットAM1対応のCPUクーラーの中から一番イカツイ仕様の小太刀を選択しました。

athlon5350-overclocking-02

3 点購入して約17,000円。上位ラインナップのAMD A6やA8とSocket FM2+のマザーボードを買えてしまう価格。「Athlon5350をOCさせて最強コスパの4コアCPUとして使うのが流行る夢をみた」人以外には、おすすめできません。

マザーボード・メモリの換装

早速マザーボードとメモリを交換しました。

【換装前】GIGABYTE AM1M-S2H + メモリ(DDR3-1600) + リテールクーラー

athlon5350-overclocking-03

【換装後】ASUS AM1M-A + OCメモリ(DDR3-2400) + KODATI

athlon5350-overclocking-04
ヒートパイプ付きクーラーのおかげで、それらしい雰囲気になりました。でも、このCPUクーラーのヒートパイプが微妙に歪んでいて、メモリと平行にならないのが気持ち悪い。メモリと接触しなくて良かったよ。

athlon5350-overclocking-05

あとはPCケースに格納して、グラボやケーブル類を接続して完了です。

athlon5350-overclocking-06

なお、マザーボードを交換するとWindows10の認証が通りません。MicroSoftテクニカルサポートに連絡して、新たに認証キーを発行してもらいました。MicroSoftテクニカルサポートのスタッフの方の対応がすごく丁寧で良かったです。感謝。

Athlon5350のオーバークロックの実践

PCの電源を入れて「ASUS」の起動画面の表示時に、[F2]キーを押すとUEFI BIOS画面が表示されます。[F7]キーを押して「Advanced Mode」に切り替えると、オーバークロックに関連する設定を行う「Ai Tweaker」メニューが表示されます。

この「Ai Tweaker」をクリックすると、APU周波数(CPUの動作クロック)やAPU倍率(CPUのクロック倍率)を手動で変更できる画面を表示されます。また、同画面でメモリー周波数や電圧等も変更できます。

athlon5350-overclocking-07

あとは、少しずつ調整しながらベストな組み合わせを選んでいきます。無茶な設定をしても、起動しない場合がほとんどなので、地道に設定値を調整しなければなりません。すごく地味。

athlon5350-overclocking-08

Athlon5350のオーバークロックの結果

半日くらい地道に複数パターンを試した結果、どうやら僕のAthlon5350は2.36GHzを超えると起動しないケースが多く、起動してもブルースクリーンが表示されることがわかりました。また、同じ2.36GHz水準でも、APU倍率を下げてAPU周波数を上げる方が、メモリ周波数も連動して上がるため、パフォーマンスが若干向上しました。

 APU周波数
APU倍率
CPUスピード
DRAMスピード
Passmark PerfomanceTest
(上)CPU Mark
(下)Single Threaded
ドラクエX ベンチ
標準品質
1,280×720
標準100
×20.5
2,050MHz
1,333MHz
2714
823
5,760
快適
OC ケース1115
×20.5
2,357MHz
1,840MHz
2974
946
6,956
快適
OC ケース2118
×20.0
2,360MHz
1,888MHz
3,062
947
7,089
とても快適

グラボを装着した状態ですが、ドラクエXベンチ(標準品質 / 1,280×720)の結果もなんとか「とても快適」になりました。

DQXbench-oc118x20

その他の操作もすごくキビキビと動作し、特にChromeブラウザの反応が格段に違う。トレード用に動かしているNUC5i5RYKよりも快適なんじゃないかと感じます。

CPU温度

オーバークロック時に問題になるのがCPU温度ですが、Athlon5350は低電圧版APUでもともと発熱が少ないため、オーバークロックで負荷をかけても影響は少なそうです。特に、今回はCPUクーラーを「小太刀」に換装しているため、CPU温度は最大で24℃(マザーボードのセンサーでは36℃)にとどまりました。リテールクーラーで十分そうですね。

cpuz-HWMoniyor-asus-oc118x20

(2016.9.25 追記) OCの最終結果は2.44GHz

その後、細かくセッティングを詰めた結果、2.44GHz(ベースクロック125MHz × APU倍率19.5)で安定的に稼働しています。2.5GHz超での稼働も可能でしたが、DQXベンチを完走できないなど安定性に欠けるため、常用を考慮すると2.44GHzが限界のようです。2.44GHzでも、コア電圧を1.0V → 1.356Vとモリモリ盛ってやらないといけません。

cpuz-asus-oc125x195

2.44GHzでのDQXベンチの結果は「とても快適(7272)」となりました。省電力版Athlonとしては随分頑張りましたが、外付けグラボR7-360Eの能力を引き出しきれませんでした。

dqxbench-oc125x195
また、CPU Markは「3209」、Single Threadedは「970」となりました。このスコアは、Intel モバイル版CoreシリーズのCore i5-3337UやCore i7-2630UMと同等程度です。シングルスレッドでの値はCore i3-3227U程度となります。

まとめ

オーバークロックした結果、随分快適になりましたが、「Athlon5350 + AM1マザボ」がいくら安くても、グラボを買うなら、「A10 + SocketFM2+」マザボを購入した方がずっと快適でしょう。

あくまで「Athlon5350をOCさせて最強コスパの4コアCPUとして使うのが流行る夢をみた」人仕様です。

オーバークロックの設定次第で、CPU-Zの画面で表示されるCPU名称が「AMD Athlon 5350」から「AMD K-16」(A4-6210)に変わる現象があります。

デフォルト時のCPU-Z

cpuz-asus-default-01

オーバークロック時のCPU-Z

cpuz-asus-oc118x20

 - AMD, Chromeからの脱線話

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